札幌の民泊180日とマンスリー併用|年間計画と契約の確認事項

最終更新日:2026年10月17日

札幌の民泊とマンスリー賃貸は併用を検討できます。ただし「180日を超えた宿泊をマンスリーと呼び替える」運用ではありません。民泊の日数、家族で使う日、賃貸借契約の期間、切替作業の日を別々に置き、規約と契約に合う年間計画を作ることが出発点です。

このページは、自分でも使う札幌の部屋や、空き家・空室の活用を考えるオーナー向けです。住宅宿泊事業法に基づく民泊を対象とし、旅館業の許可を受けた施設とは分けて説明します。

札幌の民泊客室のリビングと寝室

180日は上限。札幌の物件すべてが180日営業できるわけではない

住宅宿泊事業の日数は、4月1日正午から翌年4月1日正午までの1年間で最大180日。届出住宅ごとの管理で、運営者が変わっても同じ年度の日数は引き継がれます。日数の算定:観光庁FAQ

札幌市では、届出形態や区域に応じた営業日の追加制限があります。所有者の利用日や設備点検日を差し引く前に、物件の住所・敷地と条例上の区域を照合します。「1年の半分は民泊、残りは全部マンスリー」と先に決めてしまわないことが大切です。

民泊とマンスリーで、契約・募集・対応を分ける

観光庁の案内では、民泊と、マンスリーマンションのような1か月以上の賃貸借契約を組み合わせることが選択肢とされています。ただし期間の長さだけでなく、契約内容と運営の実態を確認します。観光庁の事業開始案内(PDF)

併用前に分けて確認すること
項目 民泊 マンスリー賃貸
利用条件 届出条件、提供日数、条例、消防 管理規約、賃貸借契約、転貸・事業利用の承諾
契約 宿泊予約、人数、キャンセル条件 賃貸借の期間、入退去、解約、原状回復、費用負担
募集表示 宿泊料、設備、届出番号等 賃料、契約費用、光熱費、契約条件を区別して表示
室内管理 到着前清掃、ゲスト案内、宿泊者名簿等 入居・退去確認、契約に沿う設備対応と室内管理
料金計算 OTA・運営代行・清掃等 募集・契約・管理・退去対応の費用を別に見積もる

賃貸借の終了を前提に、その直後の宿泊予約を受ける場合は特に注意が必要です。定期建物賃貸借を使う場合も、契約形式や説明・通知等の手続きを確認してください。契約書を用意しただけで、希望日に必ず明渡しを受けられると決めつけないようにします。国土交通省:定期建物賃貸借

家族で使う期間を先に置く、365日の配分例

以下は需要予測ではなく、日程の重複を防ぐための仮の配分です。実際には該当年度の日数、条例、契約期間、入居の可否に合わせて作り直します。

オーナー利用がある物件の年間カレンダーモデル
区分 日数 管理するポイント
オーナー・家族利用 30日 予約を受ける前に確保し、荷物の保管と退室後の清掃を決める
民泊として実際に宿泊させる日 120日 届出住宅ごとの日数を記録。予約日と宿泊提供日を混同しない
マンスリー賃貸借期間 90日 契約と募集の条件を確認した、まとまった期間として確保
清掃・点検・切替のため販売しない日 14日 鍵、備品、設備点検、入退去確認に必要な余白
未成約・その他の空室日 111日 家賃や管理費等の支出をゼロ扱いにしない
合計 365日 それぞれの期間が重ならないように管理

マンスリーが90日埋まらなかった場合や、オーナーの予定が変わった場合も計算します。民泊の180日を使い切ることではなく、自己利用と契約を守ったうえで年間の費用を回収できるかが判断軸です。

ダイニングテーブルと電子レンジなどの家電を備えた室内

民泊とマンスリーの収支を二つの明細で見る

  • 民泊側:宿泊料、OTA手数料、運営代行費、清掃・リネン費を分けます。
  • マンスリー側:賃料、募集・契約・管理費、入退去対応、光熱費の負担を分けます。
  • 共通費:管理費、修繕積立金、保険等は二重計上せず、年間全体で整理します。
  • 切替費:追加清掃、備品交換、鍵の再設定、設備確認と空室期間を予算化します。

VinnStayの札幌一括運営15%は、OTA手数料控除後の宿泊料金売上を基準とする料金です。マンスリーの契約・募集・管理費にも同じ15%が自動で適用されるとは限りません。運営代行の対象業務と料金を確認し、賃貸部分は別途ご相談ください。

年間の売上と固定費は収支シミュレーションの記事、客室設備の例は札幌の1LDK運営掲載事例も参考になります。

運用を切り替えるときの引継ぎチェックリスト

  1. OTAの販売日と、賃貸借契約期間を一つのカレンダーで照合する。
  2. 民泊日数の記録と必要な報告を継続し、標識等の扱いも札幌市の案内で確認する。
  3. 家具・家電・寝具・消耗品の状態を写真と一覧で残す。
  4. 鍵の受渡し、設備不具合の連絡先、光熱費と清掃の負担を伝える。
  5. 退去確認後に修繕・清掃・掲載情報の再確認を行い、宿泊販売を再開する。

よくある質問

180日以外の185日は必ずマンスリーで貸せますか?

いいえ。契約や規約、条例、募集状況、オーナー利用、切替作業の影響を受けます。残りの日数がそのまま賃貸収入になる計画は避けてください。

夏以外にも急に自分で利用できますか?

未予約・未契約の期間で調整します。すでに確定した宿泊予約や賃貸借契約を、オーナー利用を理由に自由に取り消せるわけではありません。

VinnStayへ相談するときに何が必要ですか?

市区・最寄り駅、間取り・広さ、駐車場、自己所有か賃貸か、家族で使いたい時期が分かれば、確認すべき条件を整理しやすくなります。詳細未定でも、分かる範囲で構いません。

参照した公式情報

法的な可否・契約の個別判断は行政窓口、管理組合、契約先、専門家へ確認してください。

作成・編集:VinnStay運営チーム(株式会社バーチャルイン)。公式情報・外部掲載の確認日:2026年10月16日。掲載条件・制度・料金は変更される場合があります。